経営環境の厳しさが増すと同時に、「人的資本経営」という時代の要請にも応えていかなければならない中、
次世代経営幹部・後継者候補を早期に選抜し、対象者に様々な育成機会を付与したり、
より高く実践的なハードルを課すなどの経営人材育成に取り組む企業が増えています。
しかし経営者や管掌役員の方からは、「経営リテラシーを学ばせて、研修をやって、アセスメントを取り入れて・・・
一通りやっているのだけど、何かが足りない」とご相談をいただきます。
“将来経営を担ってもらいたいが、まだまだ距離がある。意欲・覚悟が足りない・・・どんな機会を提供したらよいのだろうか?”
“いろいろ経験もさせたし、研修も受けさせたが、物足りない。視界が狭い、視座が低い・・・。このままでは不安だ”
“判断の理由を聞いて「えっ!」と思うことがある。うちが大事にしていることは散々伝えてきたはずなのだが・・・”
“候補者同士の関係性に不安がある。このままでは、誰が社長になっても、そのほかの人は辞めてしまいそうだ”
「このような悩みを解決できるサービスがあるわけがない」。経営者の多くはCES実施前、そのように考えているのが実態です。
しかし、実際にやってみた後は、経営者から「事業承継をする上でMUSTの研修だった」「向こう20年みても価値あるサービスだった」と評価いただけます。
サクセッションプランを一通りやっているが「何かが足りない」と感じている経営者の皆様に満足していただける有効なソリューションを提供します。
CESの戦略推進を巡るソリューションの焦点は、戦略の中身を構想するフェーズではなく、
戦略の実行・実践フェーズです。「戦略は決めたが、進まない、スピードが遅い」という
問題へのソリューションです。こうしろ、ああしろと指示をすると動くが、
それ以上の主体的な動きが起こらない。辛抱して主体的な動きを待っていたら、市場のスピードに追いつかない。
このようなジレンマを感じる経営者のご要望を受けてサービスを提供し、高い評価をいただいています。
CESでは、この戦略推進問題で多くの企業がつまづく核心ポイントは、
「意欲~覚悟の問題」、「二律背反で動きが鈍る問題」、「組織間の連携ができないが故に起こる問題」の
3つだと捉え、ソリューションを提供しています。ただし、同じ戦略推進問題でも、戦略そのものの難易度、
当面の現実状況の厳しさ、実行する人たちのモチベーション・エネルギーの顕在度といった視点から見ると
各社各様です。CESでは、そのような現状に対してインタビューなどで把握した上で、
最適なサービスを設計し、提供します。
「さらなる発展を期して、外部から有能な人材を登用した。
しかし、古くからの幹部との関係がぎくしゃくして、結局は活かせずに退職してしまった」。
「専務は実力あるが故に役員の間で孤立しがちで、他の役員との関係がいまひとつよくない」。
そんなことは幹部同士で話し合って決めればいいと思うようなことが、
その都度ごとに、社長の私に上がってくる。
これらは、よくご相談いただく経営者の悩みですが、ポイントは、
「幹部同士の『信頼』をどのように作るか」です。しかし、この問題に悩む経営者の方は
お分かりだと思いますが、自らこの問題を解決しようとしても
簡単ではありません。なかなか効果的な打ち手が打てず、結局はいずれかを取って、
いずれかを諦めるという結果になっているケースが多いのが実態です。
CE(コミュニケーションエンジニア)に、3日間の時間を預けていただければ劇的な変化を約束します。
基本的には、「幹部の一枚岩化」のソリューションと同じ「信頼」を巡るソリューションです。
しかし、合併統合会社のそれぞれの出自の幹部たちでは、問題の深刻さ、複雑さは、より高いと言えます。
合併のメリットを享受するには、互いの連携・協力に加え、組織・商品・拠点の統廃合といった
難しい課題を遂行しなければなりません。それぞれが出身母体の保身を考えると、
絶対に合意できない課題を乗り越えなければならないのです。
しかし、そういう議論をしていくと、些細な意見の違いが積み重なり、
自然と軋轢や感情的な対立が生まれてしまうことが多いのです。
ですから、気兼ねなく思うことや感じることが言いあえる。余計な遠慮や不安のないコミュニケーションが
できるという安心感を作ることが必要です。そしてベストは、自分のところが痛みを伴った
リスクを負うことであろうと、会社の未来のために必要であれば選択する。この選択を社長だけでなく、
主要な立場の方ができるようになったなら状況は変わります。この選択を生み出す核心はなんでしょうか。
それは合併相手側への信頼です。「相手だって、自分と同じような選択をする、してくれる」ということを
信頼できるかどうかです。私どもは、その核心を巡ってのサービスを多くの合併企業で提供し、
高い評価をいただいております。
企業のDNAとは何でしょうか。CESは、その企業の人たちが無意識に大事だと思っている見方、
捉え方、行動様式やパターンだと考えます。「他社では、こう対応するが、我社ではそうはしない。なぜならば…」
という類のものです。それらの多くは創業者の体験を通じて得てきた経験則やこだわりです。
単なる特徴に留まらず、その会社の「強み」に繋がっているケースがほとんどです。
だからこそ、経営者はDNAをとても大切にしますし、それが現場で受け継がれているシーンを見ると喜び、
安心します。また、そうでない場面に遭遇すると強い危機を感じます。しかし一方で、会社の規模が大きくなる、
世代が変わる、環境変化にさらされる。さまざまな経営上のMUST事項が増えてくるなかで、
「DNAを伝承する、浸透する」と考えた時に、それがいかに難しいことであるかも
実感はあるのではないでしょうか。
私どもは、その大事なものをいかに伝承していくのかということについて、
いくつもの実践的なサービスを提供してきました。
経営者が何度言っても伝わらなかったことが、伝わる瞬間をご提供します。
ある程度の成熟レベルに到達した企業組織で必ず問題として現れるのが、
「セクショナリズム」という問題です。
「我社の営業は顧客の言いなりで、開発側の負担なんてまったくわかってない」。
「我社の生産はフレキシビリティがない。お客さんの要望に応えようとしない。
そんなことは顧客に求められないということを平気で言ってくる」などなど、
どこの企業でも聞こえてくる問題現象です。
見方を変えれば、それぞれの役割や責任に忠実であるが故に発生する健全な問題と捉えることもできます。
しかし、問題状況が先鋭化すると感情的な対立を生み、正常な業務の流れに支障をきたす状況に
陥ることさえあります。以前の実践事例では、「工場の生産性向上に真剣に取り組んでいるが故に、
試作品の依頼にはシビアだった工場長の『どんな案件でも受けるから、どんどん取って来い!』という宣言が、
劇的に組織間連携の状態を変えました」。
多くの会社で「組織間の連携」は、業績向上、戦略推進の重要な一手になりうるテーマなのです。
わかっているけど、なかなか手が付けられないこの問題に、CESは有効なソリューションを提供します。
研究開発部隊において、専門分化、テーマの高度化が進むなか、研究者の蛸壺問題が先鋭化しています。
多くの研究開発部隊のトップは、技術領域を超えた技術者同士の交流のなかにチャンスがあると捉え、
研究者や技術者のヨコの交流を期する施策を打ち出されています。しかし、なかなか有効打がないと聞きます。
また問題は現場第一線の研究者だけでなく、マネジメント層でも同根の要因で発生する問題が生まれています。
そもそも人とのコミュニケーションが得意とは言えない人が多いのが研究者です。
「研究者たるもの安易に人に頼らず、黙々と研究にのめり込む、悩み抜くのが当たり前という研究者像」…
そんな人たちが交流するなかで新しいチャンスを見つけ出す、協働を生み出すには何が必要なのか。
さまざまな研究開発部門での支援を通じて得た確かなことは、
多くの研究者は“交流の機会に飢えている”ということです。
彼らが意味を感じる交流を起こすのに重要なコミュニケションテーマや順番、
適切なコミュニケーションの媒介者となるコーディネーター。そういった諸条件を押さえて場を提供すると、
同じ世界で生きるもの同士だからこその濃厚濃密な交流が起こり、時には想像を超えた産物が見出されます。
研究者の秘めた欲求に火をつけるのがCEサービスの特徴です。
「あの会社を立て直して欲しい」「経営を学ぶ絶好の機会」そういう一言を受け、
親会社から、関連会社の社長として経営に携わる方が多くいらっしゃいます。
しかし、いざ行ってみると、人材のレベル、組織風土といったことの違いに驚愕する。
良かれと思って実行したことが、素直にそう受け止めてもらえない。直面する現実は簡単なものではありません。
歴史ある会社では、歴代の社長が残した功罪に悩まされることもあります。
力ある社員なのに、どうしてこんなに縮こまっているのだ?と感じていた社長のケースもありました。
現在は短期間で結果を残すことが求められる厳しい現実も同時にセットされているなか、
変えるスピードが求められます。CESでは、そのスピードを上げる重要な要素としての
「社長と幹部の信頼」を短期間で創る支援をしています。「そういうことだったのか!」という互いへの発見を、
さまざまなテーマのコミュニケーションを通して起こします。それに留まらず、
変化の基点、事業推進の基点となる実践を起こすところまでを約束し、サービスを提供しています。
「中計は立てるものの、達成したためしがない。達成しなくても、平気な顔をしているのを見ると腹立たしい。
中計を立てるまでが仕事で、できたら終わったという感じになる」。中計を巡ってご相談を受ける時には、
ほとんどがこのような状況です。「絵に描いた餅」の中計で魂入らず…
こんなことに問題意識をお持ちの経営者の方がいらっしゃれば、ご相談ください。
CESでは「達成できなかった時に、本気で悔しがれる“中計”をつくる」という支援をしています。
悔しがるというのは、本気で成したい、必ず成せると思っていたことが、成せなかったときに生まれる感情です。
論理や合理の結論、べき論から生まれた中計では、その結果が未達成であっても、
その感情が生まれることは稀です。理屈から入るのではなく「したい」という思いや意志を起点に、
中計をつくっていくところがCEサービスの特徴です。