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リクルートは、社員一人ひとりが経営者マインドを持ち、事業や仕事の推進にあたることで、成長してきました。人・組織の力を最大限引き出す経営。その理想を実現するために、1989年にワークデザイン研究室を開設。人の情熱・意欲・夢はどこから生まれるのか(=モチベーション)の研究を、コミュニケーションの観点から行ってきました。
研究テーマ
・人間の研究~人の「価値観」「個性」はどこから生まれるのか?
・コミュニケーション~言葉の研究~コミュニケーション成立の前提(信頼原理)の研究
・コミュニケーションの意義・重要性、企業と働く人に採用し得るかの研究
・時代・環境/企業・働く人の抱える問題・悩みの本質の考察 -
1993年、基礎研究の結果、企業におけるモチベーション、コミュニケーション問題の具体的な研究へ移行。リクルートに、「ヒューマンリソースマネジメント室」設立。1994年に、「経営者と企業を見るメガネプログラム」を開発。無自覚になりがちで、観点もバラつきがちな自社の「事業の強み」について、コミュニケーションすることで、社員の意思や思いを再発見、共有するプログラムです。リクルート社内で「経営者と企業を見るメガネプログラム」を3年かけて実施、1200名が受講しました。
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リクルートに、コミュニケーションエンジニアリング(CE)室を設立。これまでの研究内容を応用開発し、「企業の事業が前に進む」ことを目的に、経営者と社員の意思疎通改善、行動革新を推進する「CES(コミュニケーションエンジニアリング・サービス)」のフィジビリティを実際の企業でスタートさせました。1996年からは、オーナー系企業へのサービスを開始しました。メインのソリューションテーマは、「トップと幹部の意思疎通」「経営幹部との一枚岩化」などでした。
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オーナー系企業へサービスを展開した後に、2000年ごろから大手企業へのサービスを開始しました。組織間連携強化や研究開発部門におけるマネジメントなど、大手企業ならではのソリューションテーマに、新たに取り組み始めました。具体的なテーマとしては、組織間連携強化/研究開発マネジメント/事業の戦略推進/営業革新/技能伝承。
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その専門性を、さらに高めていくためにリクルートコミュニケーションエンジニアリングを設立。「CES(コミュニケーションエンジニアリング・サービス)」で解決できるテーマも多岐にわたるようになってきました。具体的なテーマとしては、戦略推進/次世代リーダー、経営者候補の育成/企業DNAの継承/プロジェクトマネジメント/企業・事業の合併・統合/新人・若手の定着/など。
また、2004年には大手企業の次代を担う若手リーダー同士の交流と更なる成長を期した「異業種交流セッション」を本格的にスタートしました。 -
2009年からは、国内成熟市場での生き残りをかけた新しい製品の開発や顧客獲得、海外でのビジネス拡大など、企業の転換点をつくる戦略推進テーマのサービスが増えてきました。英語による外国人向けCES(コミュニケーションエンジニアリング・サービス)のチャレンジ、大学との共同プロジェクトでの学生向けサービスのフィジビリティ、CESの考えやサービスのエッセンスを短時間で体感いただくセミナーなど、サービスの領域を広げる新しい取り組みも始めています。
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これからも培ってきた経験とCES独自の視点を活かし、様々な領域でテーマの発見、深耕に尽力していきます。